この記事では、診断確定&治療方針決定の為に行った検査を紹介します。
※20年以上過去の記憶なのであやふな部分もあります。
血液検査
説明するまでもない、血液検査。
採血するだけの患者としてはお手軽なものですが、結果を見るだけでわかることもたくさんあります。
白血球(WBC)
外から入ってきた細菌などから身体を守っている白血球。
抗体を作ったり、細菌などを食べてデータを取る役割があります。
数値が高い👉白血病・細菌感染症・骨髄増殖性疾患かも。
数値が低い👉薬剤アレルギー・肝硬変・ビタミンB12欠乏性貧血等が疑われます。
基準値は3.3~8.6の間で、現在私は4.0~5.5位をウロウロしています。
赤血(RBC)
血液成分のほとんどを占め、体に酸素を届け不要な二酸化炭素を回収する役割があります。
数値が高い👉多血症やといった病気によるものであるか、単にストレス・脱水・喫煙の場合も。
数値が低い👉どこかの臓器から出血している可能性があるかも。
他にも、ヘモグロビン・ヘマトクリット・赤血球指数(MCV、MCHなど)という検査項目とあわせて貧血の原因を調べたりします。
基準値は3.9~4.9の間で、私はだいたい2.9~3.2くらいでいつも貧血だと言われています。
でも特に薬とかは出てないです。
血小板(PLT)
はい、大本命(笑) 出血したとき、出血を止める役割があります。
数値が高い👉本態性血小板血症、慢性骨髄性白血病、鉄欠乏性貧血、出血等かも。
数値が低い👉白血病や再生不良性貧血、特発性血小板減少性紫斑病等かも。
基準値は15.8~34.8で、私は現在薬でコントロールしていますが60~80くらいです。
その他検査項目はたくさんありますが、主に診るのはこの3つです。
骨髄穿刺(こつずいせんし)
別名「マルク」
腰や胸の大きい骨に針を刺して、骨の中の骨髄組織を取ります。
骨髄は血液を作っている工場なので、血小板が多いなら製造元を調べましょうっていう検査です。
一言でいうと簡単なのですが、骨に針刺すんですよ…。
16歳の時だったのですが、意味がわからなさすぎて怖かったです(笑)
今から手術室ですか??(´;ω;`)ウッ…
いざ検査!の流れですが、驚いた事に点滴などの処置をする大部屋(処置室)で行いました。
骨髄の検査って大事で、ばい菌とか大丈夫!?と思ったのですが至って普通の事なんだとか。
①うつぶせになってまず腰回りを消毒。
②からの清潔なシートでカバー(手術室で使うっぽい緑のシートでした)
③局所麻酔をします。
④針を刺します。
⑤骨に刺さるように針を押し込みまくります!
⑥刺さったら骨髄を吸引、止血して終了。
止血の為、おもりを腰に乗せて1時間程安静にした後すぐ帰れました。
麻酔が痛いだけだったのですが、針を骨に押し込まれる感覚がなんとも気持ち悪かったです。
肝心の結果なのですが、覚えていません…(´;ω;`)ウッ…
ブログに書きたいので、定期健診の時にでも主治医に確認しようとは思っているのですが…
如何せん20年以上の前の事&聞いた事がきっかけで今のデータ取りますか!と言われるのが怖いので聞けていません(´;ω;`)
聞けたら絶対記事更新します(笑)
超音波検査(エコー)
超音波を使って体に照射→反射した超音波を解析・画像化する検査。
心臓や腹部の臓器、血管等詳しく診ます。
わりとメジャーなので受けた事がある人も多いのでは無いのでしょうか。
私の場合はお腹の検査、特に脾臓という臓器の大きさを図るため受けました。
なぜ脾臓なのかというと、脾臓は古くなった血液成分を処理する役割があります。
と、いう事は人より多い血小板を処理する為にフル回転しているので、頑張りすぎて腫れている度合いを確認する為受けました。
結果、一般的な大きさより2倍近く大きく腫れていました。(!!?)
特に自覚症状が無いのでとても驚いた事をよく覚えています。
出血時間
出血時間検査というのは、耳たぶをメス等で傷をつけて、皮膚から出血した血液が自然に固まって止まるまでの時間を測る検査です。
血小板の固まる力を調べる検査だそうです。
主治医が言うには
血小板の数が多くても、カスばっかりの場合もあるからなぁ~
それならまた考えなあかんし検査しよう。
結果はきっちり基準値内でした!(刺してから2~5分)
という事で、普通の能力を持った血小板なのでやっぱりリスクは高いね。という事がわかりました。
まとめ
以下、診断初期に検査した項目をご紹介しました。
血液検査・骨髄穿刺・超音波検査・出血時間検査
それぞれの結果を照らし合わせて本態性血小板血症と診断され、高リスク患者という事になりました。
高リスク患者としての治療が始まるのですが、それはまた次の記事に…。
※個人の体験談です。全ての人に当てはまるものではありません💦
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